忍者ブログ
11
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 管理画面
    ブログ内検索
    プロフィール
    HN:
    時 美水
    性別:
    非公開
    カレンダー
    10 2024/11 12
    S M T W T F S
    1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30

    [PR]

    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    妄想。

    今日「バイオハザード・エクスティンクション」見てて頭に浮かんだ妄想ロロ劇場。(激短)
     とあるシーンを見ていたらロロとルルとスザクに一発変換されてました…。

    *前に何があったのかは、想像してください(笑)



     ロロが、ふかふかとした椅子に身体を沈めていた。先程兄を庇って額に負った傷が、横に赤く長い線となっている。戦闘続きで疲れているのか、その呼吸は決して穏やかなものではなかった。
     ロロの座る椅子の横には心配そうにスザクが佇み、ロロの正面ではルルーシュがしゃがんでいる。ルルーシュはテーブルに置いた救急箱から消毒液を取り出していた。

     「ロロ、少ししみるぞ」

     ルルーシュはそう言ってから、消毒液を含ませたガーゼをロロの額に当てた。やはりしみるのか、ロロは耐えるように目を閉じた。消毒を終えると、ルルーシュはチューブ状の容器に入った薬をだし、ロロに塗ってやる。

     「すまないな…。俺のせいで。…痛かっただろう?」

     ルルーシュが気遣わしげに訊くと、ロロは大儀そうに目を開けながらも、とろりとした瞳で、

     「兄さん、優しい」

     甘ったるい声で言った。

     「何言ってるんだ? 俺はいつだって優しいだろう?」

     ルルーシュは空気を震わすように「ふふっ、」と笑ってから、砂糖菓子のような声で答えた。

     「そうだね。兄さんはいつも、優しいものね」
     「そうだ。…お前の兄はいつだって優しいんだよ」

     ルルーシュは薬をしまって手を拭いてから、ロロの両手にそっと自分の手を乗せた。ロロの手を愛おしむように、ルルーシュの指先が白い肌の上を滑っていく。絡み合う二人の視線は、それだけで既に、周りに飛び交うピンクの花びらが見えるようなものだった。今にもその距離を一気に縮めてしまいそうな二人を前にして、

     「…邪魔したね」

     スザクは大真面目な顔でそう言うと、部屋を出て行った。


    *****

     心配して部屋についてきたのに、いきなりラブラブモードに突入されて困って立ち去るカルロスが面白かったです。
     ちなみにバイオ本編では、怪我した方は相手を庇って怪我したわけではないです。念の為。
    PR

    お名前
    タイトル
    文字色
    URL
    コメント
    パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
    非公開コメント
    [632]  [631]  [630]  [629]  [628]  [627]  [626]  [625]  [624]  [623]  [621


        ◆ graphics by アンの小箱 ◆ designed by Anne ◆

        忍者ブログ [PR]