今日「バイオハザード・エクスティンクション」見てて頭に浮かんだ妄想ロロ劇場。(激短)
とあるシーンを見ていたらロロとルルとスザクに一発変換されてました…。
*前に何があったのかは、想像してください(笑)
ロロが、ふかふかとした椅子に身体を沈めていた。先程兄を庇って額に負った傷が、横に赤く長い線となっている。戦闘続きで疲れているのか、その呼吸は決して穏やかなものではなかった。
ロロの座る椅子の横には心配そうにスザクが佇み、ロロの正面ではルルーシュがしゃがんでいる。ルルーシュはテーブルに置いた救急箱から消毒液を取り出していた。
「ロロ、少ししみるぞ」
ルルーシュはそう言ってから、消毒液を含ませたガーゼをロロの額に当てた。やはりしみるのか、ロロは耐えるように目を閉じた。消毒を終えると、ルルーシュはチューブ状の容器に入った薬をだし、ロロに塗ってやる。
「すまないな…。俺のせいで。…痛かっただろう?」
ルルーシュが気遣わしげに訊くと、ロロは大儀そうに目を開けながらも、とろりとした瞳で、
「兄さん、優しい」
甘ったるい声で言った。
「何言ってるんだ? 俺はいつだって優しいだろう?」
ルルーシュは空気を震わすように「ふふっ、」と笑ってから、砂糖菓子のような声で答えた。
「そうだね。兄さんはいつも、優しいものね」
「そうだ。…お前の兄はいつだって優しいんだよ」
ルルーシュは薬をしまって手を拭いてから、ロロの両手にそっと自分の手を乗せた。ロロの手を愛おしむように、ルルーシュの指先が白い肌の上を滑っていく。絡み合う二人の視線は、それだけで既に、周りに飛び交うピンクの花びらが見えるようなものだった。今にもその距離を一気に縮めてしまいそうな二人を前にして、
「…邪魔したね」
スザクは大真面目な顔でそう言うと、部屋を出て行った。*****
心配して部屋についてきたのに、いきなりラブラブモードに突入されて困って立ち去るカルロスが面白かったです。
ちなみにバイオ本編では、怪我した方は相手を庇って怪我したわけではないです。念の為。
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