ラストには色々解釈があるようですが、一応ラストシーンが画面に映ってるままだと仮定して。(私は、おそらく現実は画面に映ってるのとは別展開になっている気がしますが)
たとえどのような末路であれ、完璧な芸術を求めて、そこに至ったのなら、きっと本人にとっては至福の瞬間なのでしょうね。
よく、「普通の幸せこそが本当の幸せ」みたいなことを聞きますが、普通の幸せに別れを告げてでも、心の奥底から得たいものを得るために戦う人生もありなのだと思います。後世で”壮絶な人生”とか”ああしていれば、普通の幸せを掴めたかもしれないのに……”と、”不幸”のレッテルを貼られたとしても、その生き方しか道がなかった人も大勢いるのだと思います。
何か、最近、
結婚+育児=幸せ みたいな空気に辟易としてましたが、久しぶりにそういう空気を忘れさせてくれました。
幸せの形なんて人それぞれ違うのが当たり前なのに、勝手に幸せの形を決めつけて人におしつけるのが当たり前の世の中って嫌ですね。そして、それが嫌な人もいるかもしれないと、微塵も疑問に思わない人たちが。
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