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    斬らざるを得ない30話。

    30話を「斬っている」感想です。長いです。
    「斬る」感想がお嫌な方は、次にアップする「斬っていない」感想をお待ちください。(状況的にアップは明日以降ですが)
    なるべく「斬る」のは控えようと思っていたのですが、今回ばかりは我慢なりませんでした。

    *「斬っていない」感想はよかった部分にのみ感想書きます。
    (若兄さんとか予告とかですね)



    200X年度 某大学院適正試験 第2部 大問4



    以下はBLOOD+のシュヴァリエの一人、カール・フェイオン氏の発言である。これらの発言と30話を関連付けて、意見を述べよ。


    発言1
    お前は忘れてしまったと言うのか!?ナパームオイルの香りただよう炎と血で朱に染まった夜のことを!!

    発言2
    いけないとわかっていてもつい手がでてしまう。それが禁断の果実の甘みというものか

    発言3
    小夜、君は…。君は…、まだ目覚めていないのか。残念だよ小夜…、君はまだ完全じゃない。
    あの時の君は怒りと悲しみに満ちていた。だが、今の君はどうだ!ただの少女に過ぎない!!

    発言4
    僕はこんなにあの日の君を待っているというのに…。聞こえるんだろう、あの歌が、叫びが、そして銃声が!さあ、一緒に戻ろう…、あの日の君と僕へ…。

    発言5
    あれからずっと…、いつ君が目覚めるかと心待ちにしていた…!その想い受け取っておくれぇぇぇぇぇっ!!

    発言6
    (戦闘中)すばらしい!

    発言7
    再演しようじゃないか!我々のベトナム戦争を!


    2〜5までのカール・フェイオン氏の発言を見れば、「小夜ともう一度戦いたい」との意志は明白である。戦いたいと思うのは何故か。もちろん、腕を失ったこと(&敗北)で、小夜への復讐・勝利したいとい欲求があると思われるが、主な要素はそこではない。
    「禁断の果実の甘み」・発言3・「こんなにあの日の君を待っている」「心待ちにしていた」・発言6・発言7というこれらの発言から、カール・フェイオン氏の求めるものは小夜との戦闘そのものであり、彼女との戦闘の感触、高揚感をもう一度味わいたいというのが、一番の理由と思われる。

    カール・フェイオン氏の発言だけを見れば、ベトナム戦争での氏と小夜との戦いが、壮絶なものであったことは容易に想像がつく。

    が、実際30話の戦闘の描写は、戦闘の「感触・高揚感」を氏にもたらすものとは到底思えないものであった。
    まず、純粋に戦闘時間が短い。そしてカール・フェイオン氏・小夜ともに戦闘アクションが殆どない。(氏の主なアクションは押さえ込みと飛翔である)
    あの状況でどう高揚しようというのか。実際、カール・フェイオン氏は、小夜を確認した際にはかなり高揚していたようだが、戦闘中の氏を見ていても、発言1〜7がでてくるような感情にはなっていないように見えた。


    以上の理由から、
    カール・フェイオン氏の発言から考えられる戦闘状況と、
    実際の戦闘状況の間に開きがあると言わざるを得ない。


    この様に、カール・フェイオン氏の発言と実際の戦闘状況に開きがある原因の可能性として、次の3つがあげられる。


    可能性

    1、実は小夜がおおまかなところしか覚えてないなかった。
      (実際はもっと激しい戦闘であったが、主要部しか小夜が覚えていない)
    2、カール・フェイオン氏が30年の間に記憶を大きく歪めた。
    3、すでにカール・フェイオン氏の発言がなかったもの(=黒歴史)にされている。


    答えはだと思われるが、理由は割愛する。



    更に加えると、カール・フェイオン氏関連について考えないにしても、「ジャングル・パラダイス」や「ファースト・キス」冒頭部分で、あれほどベトナム戦争のシーンを引っ張っておきながら、肝心のベトナム戦争そのものシーンはあまりにもあっさりしすぎたと言わざるを得ない。



    <要約>

    まあ、散々理屈をこねましたが、
    清水寺の舞台から飛び降りるつもりで飛び降りたら思ったら、2メートルもなかったんですよ
    というぐらいの肩透かしを喰らってしまった感があるということです。


    期 待 し て た ん で す が……。


    某サイトのイラストにあった、「炎に囲まれて涙を流しながら血みどろで戦うカール」のような。

    そこまで行かないにしても、

    再演しようじゃないか!我々のベトナム戦争を!

    とあれほど楽しそうに言われれば、期待もしますよ…。


    ↓種ですネタ(反転)
    種デスで、ムウさんとレイで何かあるように
    やっておいて、結局何もなかった時に似たような感じです。
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    無題
    私も同じように感じました。第1話からさんっざん引っ張っておいて、重要なものがあるように思わせておいて、あれだけ?というかんじで…。
    あとは何だか小夜が、自分を哀れんでるようにしか見えなかったりなど、いろいろ突っ込みたくなる点が多すぎな30話でした。

    後になりましたが、ソロカル小説いつも読ませていただいてますvv シュヴァリエ兄弟いいですね。
    コメントありがとうございます。
    コメントありがとうございます!

    お名前の表示が「時 美水」になってしまってすみません。どうも、名前の記入がないとお名前が「時 美水」になるよう設定してしまっていたみたいで…。(設定修正しておきました)


    30話はもう…、カールのシーンに期待していただけに落胆が大きいです(涙)ベトナムそのものに関しても、「ハジの血で無理やり起こされた」以外は特に新事実なかったのも肩透かしの原因ですね…。「驚愕の事実が!?」と期待していただけに残念です。

    小説へコメントもありがとうございますvUSBの中に書きかけのソロカルが大量に控えているので(笑)どんどんアップしていきますねv
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