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    心乱れすぎ

    実はもう一つの43話があった!
    そのタイトルは…「心乱れすぎ」!

    予告:
    カールに結婚を申し込むソロモン。
    強引な手法にカールは抵抗するが…!?(もちろんギャグ)

    *)勢いで書いているので、ツッコミはなしでお願いします。



    BLOOD+ 第43話 「心乱れすぎ」


    目を覚ますと、そこには知らない天井があった。
    腰のあたりに鈍い痛みを感じながらも、体を起こせば、自分が何も着ていない事にぎょっとして、カールはタオルケットを体にまく。
    恐る恐る手を伸ばしてブラインドを開けると、夜の闇の中に光を纏った摩天楼の群れが、佇んでいた。
    ここはどこだろう、とまだすっきりしない頭で考えていると、かちっ、という音とともに電気がつけられ、窓にソロモンの姿が映る。はっ、として振り向くと、

    「お目覚めですか。新しいアオザイはクローゼットに用意してあります。着替え終わったら、上のリビングへどうぞ」

    ソロモンは言いたいことだけ言うと、カールが何か言う前に、すぐに部屋を出て行ってしまった。
    ソロモンの言いなりになるのは癪だったが、裸でいるわけにもいかず、カールは言われたとおりにクローゼットに準備されたアオザイを着て、リビングへ向かった。

    「…カール」

    ソロモンはソファに座り、ワイングラスを傾けていた。

    「新しいアオザイ、と言ったな。では私のアオザイは…?」

    「汚れていたので処分しておきました。」

    「汚れていた…?何故?」

    「それは僕の、せ…」

    「いい、言わなくていい!!続きは!…そんなことより!お前が服を脱がせたのか!?」

    「今更何を言うんですか…覚えてないんですか?」

    「…………」

    腰のあたりに感じた鈍い痛み。汚れたいたらしい服。そして裸だったこと。

    「この状況から考えれば…わかるでしょう?しかし露出度が下がるとかえってあなたの場合は色気が…」

    言いながら立ち上がったソロモンの瞳は、怪しい光をたたえていた。
    ソロモンのじりじとした怪しい接近の仕方に警戒して、距離をとるカール。

    「いつも思っていたんですが…。本当に…本当にそのアオザイはよく似合っている…。僕の理性を崩壊させてくれますよ」

    「…………。褒めているつもりなのか?言われれば言われるほど屈辱なんだが…」

    「なぜ」

    「そこで「何故」と言うお前の神経の方がわからない…」

    外へでるカール。ソロモンもあとを追う。

    「見てください、カール。摩天楼の光でさえ、君の美しさを彩る飾りにすぎない…あなたと永遠の時間を生きるために、僕は全てを捨ててきました。あなたの笑顔を、取り戻したいんです」

    「………」

    「だから、僕と一緒に」

    カールは建物の端のほうへと逃げる。

    「近づくな!」

    ソロモンはカールに手を伸ばした。

    「今のあなたでは、隣のビルには飛び移れませんよ…だって少し前まで僕とベッドで」

    「黙れーーーーーーーー!!」

    カールは顔を赤くしながら叫んだ。

    「どうして僕の手をとらないんです!?」

    心外だとばかりに、ソロモンもまた、叫んだ。

    「お前が究極的自己中だからだ!」

    「(聞いてない)…カール。永い時を生き、僕の心をこれほどまでに揺さぶったのは。カール、貴方だけなんです…だから」

    「………」(←ちょっとキュンときたカール

    「僕の花嫁になって」

    何故そうなる、と突っ込む前に、ソロモンが大演説を始めた。

    「あなたは知っていますか。この世に、虹色に輝く大地があることを。赤く染まる海があることを知っていますか。世界にはあなたの目にしていない美しいものが数多く存在するのです。僕は世界中の奇跡のような美しさをあなたに見せてあげたい。運命の鎖から解き放ち、自由に空の下を飛び回って僕達がその奇跡の一つだということを、実感させてあげたいんです」

    「………」

    よくここまでノンストップで台詞を言えるものだと関心するカール。

    「練習したのか?その台詞」

    「はい、あなたが読んでいた本を少しばかり拝借して」

    種をばらしつつ、ソロモンは、

    「あなたと僕なら、世界中をハネムーンの場所にできるんです」

    よくわからない口説き文句を使ってきた。

    「上手くいくとは思えないが…」

    「そんなことはない。あなたが昔の素直なカールに戻ってくれれば、全て解決です。僕達は永遠に近い命の中を生きる…、可能ですよ」

    「自分から歩み寄ろうという気はないのか、お前は」

    一方的にカールに譲歩を求めるソロモンを、カールはジト目で睨んだ。

    「だって、カールはありのままの僕が好きなんでしょう?」

    陶酔したようにいうソロモンに、カールは、

    「本気でここから飛び降りるか…?」

    自分に言い聞かせるように呟いた。

    ソロモンは下の方を見たカールの隙をついて、カールを抱きあげ、安全な場所に降ろした。

    「…カール…僕と誓いのキスを…ぐっ!?」

    カールに口づけようとした瞬間、カールの足払いが見事に決まる。

    「今のは効きましたよ…さすがは僕のカールだ…ですが…」

    胴を派手にコンクリートに打ちつけ、呻き声をあげながら、ソロモンは起き上がった。
    そのの瞳は赤く染っていた。

    「どうしても抵抗するというなら…力づくで奪うまでです…」




    戦闘開始。


    <後編・心乱れ撃ち>に続く。
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    37話みたよ〜
    カオルです。先日は種宴どうもv

    今週の43話をチェックした後、やっと37話を見たので、久々にこちらに来て見たら!! なんとこんなところにもうひとつの43話が!

    本編のさやに求愛するソロモンもいいなと思ったけど、ソロカルってギャグもイケる口なんですね、姉様!楽しませていただきました。。

    またそのうち語りましょう☆
    姉様!
    >カオル姉様(笑)

    コメントありがとう〜!
    いえいえ、こちらこそ種宴の時はお世話になりまして...m(_ _)mクルーゼ隊長&アスカガをかなり補給してしまった気がする(笑)頭から離れない...!そしてあの後、カラオケで補給したソロカルソングを早速借りてきました(>_<)

    43話はソロカルスコープ使って見てたましたから!その結果できたのが「心乱れすぎ」(笑)カールに43話並に迫ってくれれば良かったのにソロモン...!

    37話については...もうこれはオフでソロカルをノンストップで語るから待っててv
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