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    BLOOD-CARL

     BLOOD-Cでダントツで好きなのは、10話のふるきものですねー。喋り方も見た目もわたしのツボなんですが退場早くて残念。

     さて、BLOOD-Cの11話を見たらソロカル萌えが来たんですが、たぶんそれは予告編後のマスターの、どこかで見たような“にっこり”が原因でしょう。

     以下は、
     BLOOD-Cの「C」は「Carl」の「C」だから、 

    「BLOOD-C」は「BLOOD-Carl」なんだ!  
     と、言い張ってみた妄想話です。電車の中で急に書きたくて携帯でガーーーーーーと書いたので、あくまで予告編的な感じというかただのあらすじなうえに、推敲もしてないため文章表現も特にブラッシュアップしてないので、あくまでネタとしてみてくださいませ。BLOOD―C11話のねたばれらしきものもあるのでご注意を。






     ずっと、貴方が好きでした。




     翼手と呼ばれるイキモノがいる。ソロモンも、その一人であった。
     翼手には、優れた知能を持つ者もいれば、最早獣そのものでしかない者も存在した。ソロモンの経験によれば、残念なことに圧倒的に後者の方が多い。

     「自分達は翼手である」という秘密を隠さずに、ソロモンと他愛のない会話を楽しむ相手。だいぶ長い間生きてきたのだが、そんな者とソロモンは会ったことがない。
     
     昔から権力だの財力だのにあまり興味はなかったのだが、仲間を探そうとするうちに、いつの間にかそれらは余るほどに手に入っていた。本当に手に入れたいものは何も手に入っていないのに、周りは称賛と嫉妬の視線をソロモンに向ける。

    (……僕は、何も持っていないんですけどね)

     そんな日々に終わりは来ないと思っていたが、ソロモンはついに、出会う。

     月明かりの中で靡く漆黒の髪に、楽しそうに輝く瞳をもつ、ソロモンと同等の存在。

     彼は、”ファントム”と呼ばれた。

     ある事件の犯人として追われるファントム、追うソロモン。勿論ソロモンがファントムを追うのは、事件を解決するためではなかった。

     繰り返される大捕物の果てで、ソロモンはファントムに語りかける。

    「僕と、一緒にいてくださいませんか?」

     ファントムは、

    「断る。 私は誰とも群れるつもりはない」

     と、ソロモンを拒絶した。
     だが、はいそうですかとソロモンがファントムを逃がすわけなどなかった。
     ソロモンは己がいかに執念深いかを知る。死闘の末にファントムを、ついに捕らえたのだ。

     気絶したファントムの仮面をとると、そこには、どこか少年の面影を残す顔があった。
     今、彼をどうするかの決定権は、全て自分の手の内にある。

     ソロモンは、このとき、ある計画を思い付く。
     ファントムの記憶を奪い、小さな箱庭でファントムを飼う計画を。
     その計画は、ファントムを愛で、そしてファントムを知りたいというソロモンがしかけた賭け。いつ壊れるかわからない箱庭の中のファントムが見せるのは、はたして何なのか、ソロモンは知る由もない。

     「さぁ、貴方を”魅”せてください」

    ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

     ・・・で、記憶を失って目を覚ましたカールが実は僕っ子なピュアっ子+ソロモン大好きっ子で、カールが鼻歌なんか歌っちゃうの聞いたりしてキュンキュンしてるソロモンなのでした。しばらくラブラブ生活が続きます。
     ソロモンの役回りはBLOOD-Cの父様+マスターな感じですね。


     オチとしては……。 
     実は、ソロモンが知らなかっただけで、カールは昔からソロモンに片思いしていたが、どこからどうみてもソロモンは昔からモテモテ野郎(笑)だったので、カールの居場所はソロモンの周りにはなく、またカールには「何故私はあんな奴のことを想っているのだ・・・!」という想いがあった。だから、カールはソロモンに恋心を告げることもなく、翼手である仲間だとわかっていても姿をソロモンの前にはあらわさなかった。(ソロモンに見つかったのは不可抗力)

     記憶をなくしてもその想いが消えることはなく、記憶をなくしたカールはソロモン大好きっ子になっていた。ちなみにソロモンは、記憶をなくしたカールがソロモン大好きっ子になったのは記憶なくして最初に見た相手にすがるしかなかったからだろうと思っていて、カールの想いに気付かなかった。
     そう、ソロモンはカールを箱庭に捕える必要などなかったのだ。出会ったときから、彼は捕らわれていたのだから。

    ……と、いうのもいいなぁ~と思ってます。

     最初の「ずっと、貴方が好きでした。」はソロモンの言葉と見せかけて実はカールの言葉なのです。

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