最近驚いたこと。
→ 関東から関西に退避している会社・人を非難する人がそれなりにいること。
むしろ私としては、関西退避組の存在は歓迎すべきだと思います。
関西60・関東50の壁があるため、関西から関東に電気は送れないので、
関西でも仕事・生活が出来る人たちが、関東から関西に移動してそこで電気を使うなら、
(関東にとって)節電になるし、企業単位で移動してくれるなら節電効果は大分上がります。
既に計画停電が原因で死者が出ていることを考えると、
むしろ関西に退避出来る方は関西に退避すべき(=その分関東の電気が使われなくなり、計画停電が回避されやすくなる)だと思うのですが、
関西に退避なさっている方々について
「過剰反応だ」
「自分さえよければいいのか」
みたいなコメントが多いことには驚かされます。
しかし、本当に関東から関西への退避は過剰反応でしょうか。
私としては、
MOX燃料が使用されている3号炉で、最悪の事態が起こった場合に想定される被害などについて、
未だ詳細な政府見解が出てないのだから、不安になる人が出て当然だと思います。
現に、私の友人達で関西へと退避した人達は、
「3号炉での最悪の事態が怖い」
と言って関東を去りました。
MOX燃料について詳細な政府見解が出ていない現時点では、当然の反応だと思います。
最近、なんでも、「過剰な反応は周囲の不安を煽る」と攻撃されますが、
しかし、MOX燃料についての詳細な政府見解がでないことで、
「MOX燃料が他より危険というのは運転中の話なので、今回は停止している以上他の炉と3号炉の危険性は変わらない」
という説明から
「場合によってチェルノブイリよりまずい事態になる」
という説明までバラバラな情報が錯綜している現時点ならば、関西への退避は過剰な反応とはいえないのではないでしょうか。
そもそも、3号炉に異常が出た時点で、説明がされるべきMOX燃料についての情報がここまで出ないとなると、
何か隠してるんじゃないかと勘繰っても仕方のない事でしょう。
……私は、母が関東を動かないというのなら従うまでですが(母を置いてはいけない)。独り身なら多分沖縄まで逃げていたかもしれません(兼避粉)。
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